Apple LED Cinema Display をレビューしてみた!!

Apple LED Cinema Display とは

Appleが、アルミニウムとガラスの筐体を採用し、内蔵iSight、内蔵マイク、ステレオスピーカー、Mini Display Portコネクター、MagSafe電源アダプタ、3基のUSBポートなどを搭載し、解像度1920×1200ピクセルのLEDバックライト液晶を採用した液晶ディスプレイ「Apple LED Cinema Display (24インチ)」を98,800円で発売したのは2008年、のちに66,800円に値下げされたのが2010年になります。

Cinema Displayの名に恥じないように横長16:10でデザインされており、映画の視聴や動画の編集に最適な縦横比率です。

本体が収められたパッケージには、LED Cinema Displayと共にMacBookが描かれています。

まさにMacBookのための外付けディスプレイという意図が伝わってきます。

Apple LED Cinema Display 24 MB382J/A

 

 

Apple LED Cinema Display の使い方

従来のCinema Displayにある電源ボタンや、明るさの調整ボタンが無くなっています。

マイクは、iMac (Early 2008)と同様に、頭の部分にあり、2.1チャンネルスピーカーシステムのメインスピーカーは、底面側から、ウーハーは背面から音が出るようになっています。

製品パッケージにもあるとおり、Apple LED Cinema DisplayはMacBookとの組み合わせが想定されています。

そのために、接続ケーブルは1本で3種類を接続可能で、電源用のMagicSafe、ディスプレイ信号用のmini-Display port、そしてディスプレイ側のUSBポートを使用するためのUSBケーブルです。

これらすべてをMacBookに接続することで、デスクトップMacに相当する使い方が可能になります。

また、MagicSafeは使用せず、デスクトップMacのマルチディスプレイ用としても使用することが可能です。

この場合に重要なのは、それぞれのディスプレイの上下左右の位置関係、特に高さ関係です。「Apple LED Cinema Display」はiMac 20インチの高さとほぼ同じですので、iMacの拡張デスクトップ用としてもピッタリフィットすると思います。

なお、現行のMacBook AirはMagicSafe2になっていますので、このモデルで使用したい場合にはMagSafe − MagSafe 2コンバータを使用します。

LED Cinema DisplayやThunderbolt Display、またはMagSafe Power AdapterのMagSafeコネクタを使ってMagSafe 2ポートが装備されたMacを充電することができるアダプターです。

解像度1920×1200ピクセルの24インチクリアワイドスクリーンディスプレイは、LEDバックライトテクノロジーを使うことにより、瞬時のフルスクリーン輝度と優れた電力効率を提供します。

アルミニウムのスタンド部分を調整しやすいヒンジで固定しているため、ディスプレイの角度調整がとても容易にできるほか、iSightカメラ、マイクロフォン、スピーカーを内蔵し、ビデオチャットや、音楽や映画の視聴などに理想的です。

このモデルには3基の自己給電式USB 2.0ポートが付いており、プリンタ、カメラ、iPhoneなどを接続したままにしておいて、MacBookを持ち歩くことができます。

この洗練された薄型ディスプレイはまた、MagSafe電源アダプタを内蔵しているため、MagSafe電源アダプタをバックから出したり入れたりする必要もなく、常にカバンの中に入れたままにしておくこともでき、MacBookと組み合わせて使用するのにとても便利です。

 

 

Apple LED Cinema Display が選ばれる理由

LED Cinema Display は、Appleがラインナップ、唯一の純正ディスプレイでした。

発売当時のAppleのプレスリリースでも、「新しいLED Cinema Displayはアップルがこれまでに作った中で最も先進的なディスプレイです。24インチのLEDバックライトスクリーン、アルミニウムとガラスの筐体、内蔵カメラ、マイクロフォン、スピーカー、MagSafe電源アダプタ、3基のUSBポート、そしてMini DisplayPortを搭載するなど、なめらかなアルミニウムが特長の新しいMacBookファミリーにぴったりのディスプレイです。」と、アップルのワールドワイドプロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは述べています。

スペックと見た目や使い勝手のデザインを両立させるAppleらしいディスプレイは、普段はあまり気にならないディスプレイの背面にもおよんでいます。

iMacと同様に、背面はとてもスッキリしており、突起物なども見当たりません。

ドラマでも出てくるように、オフィスなどでディスプレイの裏側が見えるような配置であっても、リンゴマークがかっこよく鎮座しています。

一方で、自己給電式USBポートを3つ備えているので、デスクトップMac本体を机の下などに設置した場合でも、USB機器がデスクの上で使用できます。

せっかくの見た目のカッコよさが台無しにならないように、使い勝手もしっかりと考慮されています。

唯一の欠点は、Apple LED Cinema Displayから伸びているケーブルが非常に短く、Mac本体とApple LED Cinema Displayを離れた場所に設置するのは難しいのが実情です。

やはり、基本的なユースケースは、MacBookとの接続なのだと思われます。

しかし、Apple LED Cinema Display が選ばれるのは見た目だけではありません。

映像系クリエイターに好んで使用されるApple製品は、見た目のカッコよさではなく、そのプロシューマ―にこたえるだけの実力を備えているからです。

特に、解像度、輝度、色再現性など映像に関する分野でのこだわりは、コンシューマー向けのWindows PCでは実現できない部分もあり、それはApple LED Cinema Displayにも受け継がれています。

このモデルは、sRGBを十分カバーする広い色空間をサポートしており、映画の視聴だけでなく、ハリウッドなどの映画作成現場でも十分に使えるだけの再現性を兼ね備え、あらゆる映像をクリアで美しく表示することができます。

業界標準の一部であるMini DisplayPortは、ピュアデジタル信号を送信し、最大30インチのワイドスクリーンディスプレイに対応します。Mini DisplayPortはフルサイズDVIコネクタの10%のサイズという超小型で、MacBookファミリーの搭載されていました。

Mini DisplayPortをVGA、DVI/HDMIそしてDual-Link DVI接続するためのアダプタも用意されています。

 

 

Apple LED Cinema Display をお勧めしたい人

Apple LED Cinema Displayのスペックを見てみましょう。

解像度: 1920 x 1200、表示色数(最大):約1,670万色、視野角:水平方向 178°/ 垂直方向 178°、輝度(標準):330 cd/m2、コントラスト比(標準):1000:1、応答時間(標準): 14 msは、今でも見劣りするような内容ではありません。

例えば、EIZO FlexScan 24.1インチ ディスプレイ モニター (WUXGA)では、解像度: 1920 x 1200、表示色数(最大):約1,670万色、視野角:水平方向 178°/ 垂直方向 178°、輝度(標準):350 cd/m2、コントラスト比(標準):1000:1、応答時間(標準): 5msとなっており、応答速度以外はスペックです。

それだけ、発売当時から、ハイエンドを、プロシューマ―を狙ったディスプレイであったことがよくわかります。

そのため、マイクロソフトオフィスのような事務作業や、Webブラウザー、メールなどを中心としたインターネットなどに使用されるのは、とてもオーバースペックです。

悪くはありませんが、もったいない使い方だと言えると思います。

Apple LED Cinema Displayが本領を発揮するのは、PhotoShopに代表されるような写真の加工・編集や、動画編集のようなプロの現場です。

意外に少ないUXGA(1600 x 1200)の横長ワイドであるWUXGAの解像度(多くのワイドディスプレイは、1920 x 1080のFull HDです)は、多数のサムネイルを表示しながら写真や動画を編集するときに、とても重宝されます。

視野角、輝度、コントラスト、どれをとってもプロが十分に使っていけるスペックを兼ね備え、オフィスの外でカメラ撮影された素材をMacBookに取り込みチェック作業して、オフィスに戻るとApple LED Cinema Displayに接続し、大画面で落ち着いた作業を行う、そんな贅沢な環境を実現するためのディスプレイです。

もちろん、贅沢にDVDやiTunes HDビデオの鑑賞に使ってもいいと思います。

プロがApple LED Cinema Displayを映像の制作に使用するということは、その映像の再生に使用することで制作者が意図したものがそのまま再現されることになります。

もっとも優れた映画鑑賞用ディスプレイと言ってもいいでしょう(ただし、高価で贅沢です)